3月28日、例年より2週間遅い第52期生の卒団式を行った。
1年前、緊急事態宣言による練習自粛に始まり、公式戦は縮小、カップ戦は中止、合宿にも行けない6年生だった。
せめて卒団式は華やかにしようと、5年生以下の保護者と選手が大勢関わって準備をしてくれた。
会場に入った瞬間、6年生への感謝と優しさが自然と伝わる飾りつけだった。
思えば低学年と遊んでいる(いじられている?)姿をよく見る6年生だった。
小さい子たちから見れば、いつもニコニコしている楽しいお兄さんだったのだろう。
舞台では、5年生がnijiuを真似て流行のダンスを踊ってくれた。
予想していたよりかなり上手かった。サッカーよりも…もしかするとそっち!?
卒団する保護者が、東に入ったおかげで子どもと「向き合う」ことができた。
と話してくれた。
子どもに一生けんめいな親御さんはたくさんいる。
けれど真剣に向き合っている親子はどれくらいいるだろう?
向き合うことが正解かどうかはわからない。が、きっと良いことだと思う。
卒団式の2日前、最後の練習で6年生対5年生の練習試合をした。
6年生に、下級生の記憶に残るくらい「コテンパン」にするよう指示を出した。
20分3本で、15点はとっただろうか。見事なコテンパンだった。
相変わらず不思議なスイッチだ。「コテンパン」の言葉が気に入ったのだろう。
力は十分ありながら公式戦は気持ちの弱さで勝ちきれなかった。
あのとき、この言葉を使っていればと悔やんだ。
卒団式の翌日、さっそく6年生がグラウンドへ遊びに来てくれた。
再び新チームの相手をしてもらった。
すごく弱くなっていた。やっぱりな、と思った。
桜は満開。優しい優しい最高の選手たちだ。
蓮、博登、光葵、厚斗、瑛太、巧翔、誠之介、悠貴、ありがとう。
君たちのおかげで楽しい1年だった。いつでもグラウンドで待っているよ。
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